トップ > 秀和レジデンスの特徴
秀和レジデンスとは?秀和レジデンスシリーズは、マンションディベロッパーの草分け的存在であった株式会社秀和が手掛けた分譲マンションシリーズ。区分所有法が定められた直後、マンション黎明期の1964年(昭和39年)に青山・赤坂・鳥居坂に最初の秀和レジデンスを分譲したのを皮切りに、都内を中心に同じデザインコンセプトのマンションを生み続けました。2000年代に入り、会社は倒産しましたが、物件自体は人気が高く、中古マンション市場では今でも活発に売買が行われています。 |
一目ですぐわかる外観の特徴秀和レジデンスシリーズのもっとも印象的な特徴は、南欧風の青い瓦屋根です。都内を移動していると、電車やバスの車窓越しにもすぐに何軒か目にすることができます。そのほか共通の特徴としては、白い塗り壁とアイアンのバルコニーが挙げられます(下の写真参照)。また、すべての物件が該当するわけではありませんが、エントランスのアプローチを広めにとった物件が多いのも特徴です。花や緑が植えられて、まるでパティオのような雰囲気はなんとなくアンダルシア風です。 |
見る人が見ればわかる内観の特徴秀和レジデンスシリーズの構造上の特徴として、躯体の重厚さが挙げられます。壁が厚く柱が太いしっかりとした造りで、さらに比較的一戸ごとの専有面積が狭いため、より強度を増しています。 そしてもう一つの特徴が管理状態の良さです。1960年代の分譲当初は庶民が買える値段ではなかったため、所有者の大半は当時の富裕層。そのため、秩序が乱れることもなく、管理組合がしっかりと機能し、質の高い状態を保ち続けることができています。また、こまめに修繕工事が入っているので、古さを感じさせません。 |
秀和レジデンスの価値が高い理由最大の理由はその立地です。今となっては新築マンションを建築することもままならないような、都心の一等地に建つ物件が多く、郊外でも例えば自由が丘駅から徒歩5分の物件など、とにかくいい場所をことごとく押さえています。当時、文化人や財界人、外国人などの富裕層をターゲットにしていたという背景もあり、住環境とセンスの良さを兼ね備えたロケーションは他のマンションシリーズでは真似のできないポイントです。もちろん外観のコンセプトや構造上の品質の高さ、管理状態の良さも高い価値を維持している要因です。 |